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ギャラリー

2011年卒M画伯による研究室の風景

本研究室では気象に関するデータ解析を行い、自然現象に関する問題解決に向けたアプローチ や独自の自然観を発信できるよう様々な課題に取り組んでいます。科学・技術を駆使した自然の理解への試みや自然と人間活動の関わりを広域・長期に渡って見つめる場として発展していきたいと考えています。卒論の研究対象は様々ですが、人類の遺産とも言える様々な観測データを最大限活用して新たな知見を発掘することを共通のテーマとしています。

主な研究課題として、衛星による降水観測データの利活用に取り組んでいます。日本では地上雨量計やレーダによる充実した観測網がありますが、陸から少し離れた海や 海外の多くの地域では地上観測データが乏しく、激しく変化する世界の雨の動態は今なお明らかではありません。衛星による雨の観測は、熱帯降雨観測衛星(TRMM)に搭載された降雨レーダ(PR)により、 飛躍的に発展しました。このデータを解析すると、雨の降りやすい時間帯、大雨の出現頻度など、降水活動の地域的な特色が見えてきます。こうした過去の自然の状態や変動に関する調査は、洪水予測などの実利用面や数値計算結果の検証においてもさらなる活用が期待されています。また、データの利点を追究する一方、その限界を正しく理解することも重要です。私たちが過去・現在の観測からどこまで知ることができるのか、将来何を把握するべきなのかを考えるために、データの精度評価等を行い、課題の洗い出しも進めています。衛星の運用期間と共に変化する情報量の特定・抽出、観測手法・物理量の推定手法における系統的な誤差など明らかにすべき課題が山積しています。

ゼミ希望者はまずは3年の夏に行われるゼミ配属説明会で説明を受けてください。研究室訪問では、それまでの取り組みや意欲を自発的に伝えてください。